講演会を前に、地元の新聞に掲載していただきました。
運動会の応援に赤レンジャーは来なくて良いと言った中学校の娘。
なんだか学校の課題がとっても難しくなったようです。
明後日の火曜日は授業中に1人5分ほどの弁論大会をするそうです。
社会・環境・地球・学校 について、調べた資料を読み上げるのではなく、
自分の考えを自分の言葉で、どう感じ、自分ならどうするかを発表するそうです。
大人でも難しそうですね。
志がない娘にはなおさらです。
(4月8日「忙しい時に言わないで」の中で 私の娘 の作文で紹介いたしましたね)
そんな時に頼られるのは、もちろん講演活動中の私。
今朝も一緒に原稿作りに励んでいました。
7年ぶりに「パパまだ行かないで~」と言われながら出社しました。
私が手伝うと子供が自ら考える機会を奪ってしまっているようですが、
こんな難しいこと最初からできるわけではないので、
おそらく学校側の意図も、PTA綱引きのように親の出る幕を作ったというか、
親子のコミュニケーションをとらせるために与えた、
なかなか粋なはからいってなもんでしょう。
と、勝手に解釈しています。
それでも、
「他人や歴史に興味が無いと、社会や世界に対して自分が何をするべきか、
そんな志が湧いてこないよ。」
と言っていたオヤジの一言が身にしみたようです。
新聞の社説の読み方からメインテーマとコアメッセージの絞り方、
事実と自分の考えをサンドイッチ状に配置した原稿の作り方、
プレゼンテーションのすすめ方、全体質問の投げ方、間のとり方、
笑いの取り方まで、ひと通り教えてみました。
「だけど、伝わる話はこんなテクニックじゃないんだよ。
思いの強さ、志の強さが、話に命を吹き込むんだよ。」
「 志 は何度も言葉にして、それを他人に揚げ足とられ
避難され論破され、ぶっ潰されて踏みにじられて、
それでも捨てられずに言い続ける事で出来上がるんだよ。
今は 志 なんて無くて当たり前。
これから何度も言葉に出して、絶対に譲れない強い信念を作りなさい。
それが生きがいとか、使命とかになるんだよ。」
先週は初の中間テストで自己の目標に9点届かず残念がっていた娘に、
テストで良い点を取ることよりも大切なことを教えてくれそうな来週です。
わぁ 中学生のお嬢さんに頼られるなんてカッコいいパパですね。
一回きりではなくて、弁論大会が定期的に行われたら社会や環境に対してアンテナが高くなるし、きっと練習になりますね。
最初から完璧は無理だけど、少しでも精度をあげていけば周りからも評価されるし、苦手意識がなくなっていくのかな?
わたしは伝えたいことがあるときは、うまく話そうとか話のテクニックなんて考えないけれど、
伝えたいことがないのに題材を探して話をしなきゃならないときは、あれこれ考えた結果、ただただ緊張しただけに終わってしまいます。
「志 は何度も言葉にして、それを他人に揚げ足とられ…」 の言葉、すっごくいいですね。
わたしもカッコ悪くても言い続けて、でも最後にはカッコいいと自分で思える生き方をしたいです。いや、します。
いつもたくさん教えていただき、ほんとにほんとに感謝してます。
ちゅんこさん ありがとうございます。
ちゃんこさんはすでにカッコ良く生きていますから。
伝えても伝えなくて良いものの中から、
命に変えても伝えなければならない考えなんて、
なかなか辿り着けるもではないですよね。
それにしても、
友人のブログでこんな記事を発見しました。
↓ ここから ↓
日本の子ども達の現状について、内閣府が発表している『子ども・若者白書』の最新2014年度版を見てみました。
その調査結果によると、日本の子ども達の自己認識について、下記のように報告されています。
日本は調査国(7ヶ国)中、
・自己肯定感 ワースト1位
・意欲 ワースト1位
・心の状態 ワースト1位
・社会形成・社会参加 ワースト1位
・自らの将来に対するイメージ ワースト1位
自己認識の項目で他調査国と比較すると、10種目中全てでワースト1位!
更に『自殺対策白書』では、
15歳から34歳の世代で男女ともに、死因のトップは自殺です。
この世代における死因のトップが自殺なのは、先進7カ国の中で日本だけ。
この結果をどう感じますか?
↑ ここまで ↑
すごく残念に感じます。
日本の子供、かわいそう。
うちの子もこの中の1人です。
どうしたらいいのやら・・・・・
親の責任 ですよね。やっぱり。
でも、子供の時の意識の低さがその人の人生を決定したりはしませんから。
それを私が身を持って証明してみせるために、
もうひと頑張りしてみます。
明日は読売新聞に本の広告が出るそうです。
多くの人の目に止まり、
多くの人の意見に磨かれて、
志 が強くなる。
そんなサイクルが加速しそうです。