教え子が相談に来て、なぜかこんな質問もされました。
「島崎先生はどうして新車じゃなくて中古車ばかり買うのですか? 何かポリシーがあるのですか?」
確かに今まで新車に乗ったことはありません。
中古車を買うときの1番の注意点は、それが事故車かどうかの見極めですね。
ハンドルを離すとまっすぐ走らない。 タイヤの片側だけが先に減るなんてのは事故車かも。
ボディの表面だけ修理しても、フレームの歪みが残っているのです。
カイロプラクターとしても患者さんのフレーム(骨格)の歪みを見抜くわけですが、
背骨が曲がってしまうと、モアレ写真のように全身の骨格が歪んでしまいます。
これだけ体が左右差を出すと、「右の坐骨神経痛」とか「左膝が痛い」とか、
「左手がシビレる」とか、「右の頭が痛い」とかいうように、
左右同時に痛まずに、どちらか片側が痛くなることが多いです。
こんな場合は靴の減り方も、左右で違ってきます。
しかし、確認するポイントが減っている靴だけに、
「屁理屈」って言われてしまうかも?(笑)
今日もおかげ様でたくさんの患者さんが来ていただいております。
診察室が40坪、そしてスリッパは15足準備しています。
駐車場は私用のスペースも入れて10台分ありますが、9台目は入りにくそうです。
玄関の靴も8足ぐらいがちょうどいいですね。
8足よりも1足でも多いと・・・・ この通り。
これもやっぱり靴だけに、数式にして表すと、
8 + 1 = 窮屈 ですね。
今日の患者さんは、長年の歪みが治って、とっても喜んでくださいました。
その方は歯のかみ合わせが悪く、歯医者さんに相談したらものすごい時間と
莫大な費用がかかると言われていたそうです。
その悩みのかみ合わせが良くなり、それに伴い綿棒が入らないほど小さかった左の耳の穴が右とおなじになり、
足の長さが揃い、体中の痛みがなくなりました。
さあ、歯医者さんでかかるはずだった莫大な費用、およそ100万円が浮きました。
「その分をなにか自分の楽しみに使えたらいいですね~」
喜んでいる患者さんにそうお伝えしました。
かりに私にも100万円の余剰金があったら・・・・
その時は贅沢して新車を買ってみたいですね。
先生、そうですね、今は100万で贅沢を言わなければ、新車も全然買えますもんね。
でも、中古車の歪み同様、使っていればカラダも歪みます。確かに納得。
ちなみに、素人目線な質問ですが、靴の擦り減り具合は、外側と内側(?)の減り具合で、姿勢の悪さの違いは何ですか?
具体的に少し教えていただけると嬉しいです。
今が正念場の私にとっては、こんな質問も癒しになります(笑)。
追伸:ゴーヤは、かなり大きくなりましたか?
みのきちさん。 あと1ヶ月ですね。
カカトの内側が減るのは珍しいですよ。
実際は姿勢よりも歩き方の問題になります。
両側が同じように減るのであれば、歩き方教室に通いましょう。
マヒした側の足を外側に向けて、引きずるように歩く以外では、X脚でも片側の内側が減ることはありません。
一説では靴のカカトが5mm減ったら、
その靴はもう履かないほうが体にいいらしいです。
中古車を買うときに、タイヤの減り方を見たり、
試乗で手放し運転をするのは、
何か問題がないか? という洞察があるからですよね。
体も同じようにみてあげたら、問題点の原因が見つかるわけです。
だから痛いところを治療するのではなく、こうして原因を解決するという治療システムもできるわけですね。
古いゴルフクラブを使うのも、もう壊れそうな古い車に乗るのも、そんな感性を衰えさせないためなんです。
結果には原因がある。
そんな感じで、対症療法にはない目の付け所が必要です。
人間の体は車みたいに部品を取り換えられないので、歪みはじめたらごまかせないですよね。
靴の減り方を見て、自分の癖や歪みがわかったら、また一歩前進です。
ゴーヤは、来年の課題にします。