今年は念願の10年日記を買いました。
103歳の医師、日野原重明先生も、昨年10年日記を買ったそうです。
ちなみに先生と私は同じ誕生日です。
私の父が88歳なので、一緒に過ごせる時間も、もうそれほど長くはないかと思います。
それでも毎日畑仕事をしているので、私も手伝いながら、将来自分も農業をする時のテキストにしようと思い、10年日記に書き留めます。
冬は畑の仕事はあまりないので、裏山の木を切り倒して、
シイタケの原木や再来年使う薪を作ります。
それにしても、父は良く働きます。
次から次へと仕事を見つけ、足らない道具などもせっせと取りに行きます。
これだけ毎日動いている事が元気の秘訣なんだと認識しました。
さて、私もちっちゃなチェンソーを手に入れました。
大きいチェーンソーで切り倒し、マキのサイズに切り分けます。
来年切り倒す木もすでに決まっています。 再来年も、その次の年も。
切り株からはまた新たな芽が出て、10年もするとまた立派な木になるので、
永遠の森林活用サイクルが予定されます。
一輪車で斜面を転がらないように運びおろします。
スポーツジムに行くよりもインナーマッスルを鍛えられます。
一石二鳥。
こらから斧でマキ割をして、1年間乾燥させます。
父の地下足袋。 これじゃあ滑るだろうに。
しかも、裸足で履いていますから、寒いだろうに。
私はコロンビアの登山靴。 滑らないし疲れません。
父にも買ってあげよう。 でも、もったいないからいらないって言うと思うけど。
午後から雨になったので、オフィスに戻って現在リノベーション中の昇降ベットの部品交換をしました。
今月末に革の張り替えが終わるので、作動部分もしっかり新品同様にしておきます。
下の写真が問題の右側。25年間の使用で摩耗してしまった部品。
削れて溝が出来て、厚みも薄くなっているのがお分かりになるでしょうか?
長年の酷使が原因ではなく、グリスアップや隙間調整などのお手入れを怠った事による故障。
人間の体でも同じことが言えます。
年のせいじゃないんです。 今からのお手入れ次第。
外したネジもパーツクリーナーに付け込んでキレイにします。
揮発性のある液体なので、ジップロックに入れます。
バイクいじりで学んだノウハウが活かされます。
見えないところも磨きたくなるのは、バイクいじりと同じですね。
実際には、例えば患者さんがベットの下にハンカチを落としてしまったりしても、油の汚れが付かないようにという配慮です。
このネジに新たなグリスを塗り込んで、また組み上げました。
このネジ一本が折れただけでも、患者さんの体に大けがを負わせるかもしれない・・・
ありがとう。 これからまた25年、よろしく頼むよ!
そう言いながら、組み上げました。
(実際は17年後に引退して、畑仕事に専念するのですが)
ベットと一緒にソファーも張り替えてもらいました。
正直に言うと、買い替えた方が安かったんです。
でも、皆さんの体も、買い替えられないのですから。
それを工夫して手直しして使い続けるのですから、
だから私も身の回りのものはスグに買い替えたりせず、しっかりお手入れしながら、
大切に大切に感謝して使っていきたいと思っております。
それが私の職業観でもありますし、父から教わった人生観でもあります。
追記
1月16日 朝
少し破けた地下足袋を履いて、父が薪割りを始めました。
「コレは危ないから手でも怪我したら大変だから、俺がやら~ぁ」
何を手伝う時でも、父はいつもそう言います。
シマザキ先生はお父さんにきっと似てますね。
働きもので、人に気遣いができて、穏やかで、昔ながらの良いものを大切になさいますね。
私は今の仕事をしていなかったら、モノを修理する職人さんにもなりたかったことを思い出して、
改めて自分の周りのモノを大切にしたいな!と思いました。
ちゃんこさん。
修理屋さんですか。
なにを直すんだろう? ベスパかな?
どの道に行っても、勉強熱心でホスピタリティに溢れて、お客さんに喜ばれるよい仕事をなさったでしょうね。
ちなみに、このブログで一番伝えたかったことは、
「なんと、日野原重明先生と同じ誕生日なんだぜ!」
ってことなんですけど。
そちらについてのコメントもお願いいたします(笑)
なるほどです!
健康で長生きのご両親のもとお生まれになり、あの日野原先生と同じ誕生日ということは、
シマザキ先生の長生きも間違いないです!
実際、医療系に向いてる人の誕生日かも、ですね。
加齢で手が震えるくらいの年齢になってもお仕事続けてくださいね 笑
それにしてもベスバの修理屋さんはレアすぎませんか?先生お一人で充分です。
ちなみにわたしは古い図書や、アンティークの陶器の修理屋さんがいいです。普通ですみません。
ちゃんこさん。
そうなんですか? 骨董や古美術がお好きだったんですね。
普通じゃないですね。
今まで私の両親が元気なのは、私の治療の成果だと思っていましたが、どうやら違っていました。
一緒に仕事をしてみて、 「仕事に負けない」 精神力の強さを身近で感じました。
とってもとっても尽きる事のない草、はてもなく続く落ち葉掃き、どこから手を付けていいのかわからない重たい丸太の山・・・・
うんざりしてても終わらない。
出来る事から、目の前の事から少しずつかたずける。
そうやっていつも体を動かしている事が、
やっぱり元気の秘訣なんだと思います。
明日から患者さんに聞いてみよう。
「今日は治療しますか? それとも、山の仕事を手伝ってくれますか? 長い目で見ると効果は山仕事の方がいいですよ。」
やっぱり、山の中のカイロプラクティックは現実味を帯びてきましたね。
お父さんのお写真とちかたびを拝見して 涙がでてきました。
私の父は、大工の棟梁でした。
ちかたびを履いて仕事をしている様子が、懐かしくおもわれます。
桜さん
コメントありがとうございます~。
大工さんだったんですね
宇都宮にはお父様が作った建物が残っているのでしょうね。