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椎間板ヘルニア手術攻防戦

そら豆を探せ!

皆さん、そら豆の形をイメージできますか?

こんな感じですね。 一箇所くびれているのが特徴です。
天使の耳たぶ と私は呼んでいますが。

実はこれ、人間の腰椎の椎間板の模型です。

 

 

 

 

 

 

腰椎の骨模型はこちら。
前側に「そら豆」の形状がありますね。

その後ろに大きなトンネルがあり、ここを脊髄が通ります。
脊柱管ですね。

脊柱管の内径を守るために、骨も椎間板も一箇所くびれて、そら豆の形になっています。
人間の体はよく出来ていますね~。

 

そんな腰の部分をMRIで撮影しますと、いろいろなモノが見えてきます。
レントゲン撮影ですと、骨しか写らないので、筋肉や椎間板の診断は出来ません。

これは上部腰椎のMRIですね。
そら豆 見つけられますか?

 

 

下の写真にもそら豆の形をした椎間板が見つけられますか?

 

さあ、皆さんにもMRIの画像判断が出来てきましたか?

難しいことが出来るようになった時、
「何か、天から降りてきた!」
と言う場合がありますが、そんな感じになったのではないですか?

しかも、
「何か、天の声が聞こえた!」 みたいな!!!

それ、

たぶん、

いわゆる、

そら耳 です。

では、こちら。 そら耳・・・じゃなくて、そら豆は?

 

椎間板のくびれが無くなってしまっているので、楕円形になっていますね。

これでは脊柱管を狭くして圧迫してしまうのではないでしょうか。

 

さて、更に悪化して形の崩れたそら豆が、こちら。

 

横から見たMRIでも、黒い塊が飛び出してきている様子がわかります。

病院の診断は、
「重度の椎間板ヘルニア。
ブロック注射を3回してみて、それで効果がなかったら手術しかないです。」

もちろん、本人は激痛。
右足の激痛と右足全体のシビレで、立っていることも大変。
顔をしかめて、右足を引きずって来院されました。

このような場合、写真のようにベッドに段差をつけて、
腰椎部分を持ち上げて、仙骨を下げて、ある事をしてさしあげると、
がぜん楽になります。

 

 

そんな治療でだんだん楽になり、治療開始から5回目の来院(今日)では
「普通に立てるようになり、痛みもすごく楽です。でも、10分は歩けないですね。」

ここまでとても順調です。 この調子で半年~1年経過すれば、
あの痛みは何だったんだろう? というぐらいまで回復することでしょう。

しかし、

「最初から思えば本当に楽になったのですが、
10分しか歩けないから、5歳の子供を外に連れ出すことが出来ないんです。
抱っこも出来ない。 それが可愛そうで。 」

という現状を抱えている事と、病院の先生から

「このままにすると排尿障害が起こる。おしっこがでなくなってしまうとか、
出ても気が付かないとか、今のうちに手術したほうが良いですよ。」

と言われて、迷っているそうです。

「30代でおむつはイヤ」 って、確かにそうですよね。

今の状況から排尿障害が起こるとは思えないのですが、
(詳しく書くと医師法違反になるので、でも左足とか、なんともないんですよ。)

万に一つでも、オムツという結果になったら・・・。

結論

時間をかければ手術をしなくても良くなりそうだけど、
お子さんのことがあるから時間をかける事はできないし、
そして、将来オムツという不安を一気に解決するには、
手術が1番有効かつ適切な方法ですね。

皆さん、手術を毛嫌いしている方も多いですし、
「今まで70年間手術をしたことがないんだから、
これからも自分の体にメスはゼッタイ入れない!」
ってがんばる70代の方もよく拝見しますが、

今回の腰のような簡単な手術を一度経験して手術慣れしておくと、
将来、他の病気で本当に手術が必要な時に安心して受けられるようになるかもしれませんね。

そう言って、一人の患者さんを手放しました。

もちろん、最後の治療をバッチリして、来週の診察では、
「これなら手術しなくても良いかもね」って、
担当のお医者さんに言われる可能性を追求しての事ですが。

どうだろう。 この一週間でまただいぶ良くなりそうな気がするんだけど。

それに、このMRIを見ると、部位的に考えても排尿障害なんて起きるはずがない思うのですが、

これは医師法違反ギリギリのニセ医者(私)じゃなくて、きっちりとしたセカンド・オピニオンを推奨したいですね。

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