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患者さんとの会話集

その1 親孝行な娘
久しぶりに調子悪そうに来院した30代の女性。
「車で大事故をおこして、怪我はなかったけど調子悪くて、
 車だけ見たら誰が見ても死んだと思われるような事故で・・・」
そう言って写真を見せてもらったら、原型がないぐらい歪んで
屋根もベッコリ凹んでいました。
ベットに寝てもらいながら、ふと駐車場を見ると、
さっき写真で見たはずの車がきれいになって止まっているので、
「あ~、もう車は直っているんだ~(笑)」と言うと、
「まさか! あんなのが直るはず無いじゃないですか!
 お母さんが心配するから、すぐに車屋さんに電話して、
 同じ年式の同じ色の車を探してもらって、
 10日後には納車されましたよ。」
エライですね~。嘘も方便。
その2  それだけ言い返す元気があれば
ちょっと元気だけど不眠症に悩む30代の女性患者さん。
「そのぐらい元気だと、眠れなくても死にはしないからって皆に言われるでしょ」
この後の反応が秀逸でした。
「確かに死にはしないけど、眠れないと生きていることが大変なんだから!
 ってみんなに言い返しています。」
その3  なやみも捉え方次第
側わん症でずっと悩んでいた27歳女性
「痛みもないし、本当に体全体の調子が良くなりました。」
そう喜んでいましたので、
「側わん症じゃなくて、な~んにもお手入れしない人よりも、
 側わん症でもしっかり治療している方が、
 よっぽど健康的に生きられますよ。」
確かにそうですね~と笑顔で帰られました。
その4  過去の記憶がよみがえる
本日4回目の65歳女性。
「もう痛みは全部なくなったんですけど、
 なんだかふらつくし、調子が良くないんですよね~」
こんな場合はたいてい内臓疾患です。
来週にも病院に行って血液検査をしてもらうようにすすめました。
ず~っと調子が悪いのであれば血糖値の可能性はありません。
貧血ならば、造血できていないか? 失血しているか?
いずれにしても大病です。
「貧血じゃなかったら、内分泌系(ホルモン)異常です。
 たぶん甲状腺。橋本病ですね。
 そこを見逃されると自律神経失調症や軽い不安神経症とか、
 そんな診断をされてしまうことがほんとうに多いので、
 自分から甲状腺の検査をお願いしてくださいね。」
そこで思い出したのが、
「20年前、バセドウ病で甲状腺の手術をするのを避けて
 放射線治療をしたんです。
 その時に、将来、橋本病が出るかもしれないって、
 言われていました。」
その5  よく聞くと落とし穴。
首痛に悩む50歳代の男性患者さん。
1月から治療開始して、だいぶ良くなったが背中の1点だけ痛みが残る。
そこを 「いつも奥さんに踏んでもらっていた」 と言うので、
「それだけはやめてください。」 とお願いしました。
この男性、肝炎で30年間薬物治療をして、
2ヶ月に1回の経過観察をしているのですが、
3月と5月の数値が、過去に例がないぐらい正常化して、
とにかく先生もご自分もビックリだそうです。
「この治療が効いたのか、奥さんが背中を踏んだのが効いたのか、
 2つ合わせた相乗効果なのか、それはどうでも良いので、
 もう背中は踏まないでもらってください。」
先日も肝機能数値が正常化した男性の話題を書きました。
その方は背中を踏んでいないので、必要のない対症療法ですから。
いろいろな人と出会えて、楽しい毎日です。

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