ライト=右 レフト=左
私は頸椎の一番上、頸椎一番を治療するのですが、
どの方向から押したのかを、カルテに書き残しています。
これは全世界共通で英語のアルファベットの頭文字で書き表します。
例えば、ASRならば、首を右から押します。 似ているけど
これが、ASLになると、左から押すので、写真のように左側を上にして寝ていただきます。
この女性患者さんもASL。
左上に寝て枕の位置もバッチリ決めて、さあ、治しますよ~っと思った時に衝撃が走りました。
写真にも写っていますね。 Tシャツの下の方に ASR と書いてあります。
それを見て一瞬頭のなかがパニックになりました。
醤油ラーメンを頼んだのに味噌ラーメンが来たような、
自販機で冷たい無糖ブラックの缶コーヒーを押したのに、温かいおしるこが出てきたような、
何が起きたんだろう? どうしたらいいんだろう? なんで右なの! という感じです。
昨日に引き続き、他愛もない話ですが・・・・
この事で私が感じたのは、「自分もそれだけ集中しているんだな~」 って事です。
ふざけてテキトーにやっているようですが、大事なところはスゴく集中しているんですね。
自分でもビックリしました。
今度初めてお世話になります
ここ数年、ずっと痛みに悩まされ、現在通っている治療院の先生は、効果が現れないことに対して、イラついていると感じる言動があり、心が折れそうになっていました(涙)
先生の著書やブログなどで、治療の技術や真摯に向かわれる姿勢だけではなく、ご自身をさらけ出し、ユーモアに富んだ先生のお人柄が分かり、安心と希望を持って治療を受けられると思い、とても楽しみにしています
ねむりんぼうさん 初めまして。コメントありがとうございます。
すでにご予約をいただいているのでししょうね。
ありがとうございます。 楽しみにしております。
数年間も痛みが治らないのは、自然治癒力がねむりんぼうなのでしょうね。
まじめな話、良くならなない患者さんは、治療者を成長させてくれる存在です。
しかしながら、自分の無力さを痛感させられて、患者さんにではなく自分にイラつくのも事実です。
どんなお仕事でもうまくいかない焦燥感や絶望感は付き物で、それぞれ趣味やお酒でストレスを発散するのでしょうが、
治療院の先生の中には、社会人経験のない、それでいて自分が会社勤めに向かない(人に頭を下げられない・人に使われたくない・指図されたくない)と思い込んでいる人もいらっしゃいます。それがプライドみたいな感じで。
上司もいない自由さから顧客(患者さん)にそのままストレス発散をしてしまう事が出来ます。
でも、それは自分を守るためなんです。
小さいプライドが壊されると自分がうつになるのが、経験則から予想できるので、
治らない患者さん=ストレス源を攻撃します。
ひどいですね~。
でも、これは全部私自身の事なんですけど。
そこまでわかっていてもイラつくんですね。
もちろん患者さん側からの言い方や態度に反応するのですけど。
でも、この頃はそんなことも減りましたが(笑)
私も厳しい上司がいないので自由気ままでしたが、それを変えるための努力が実ってきました。
これはねむりんぼうさんにではなく、他の人へのメッセージですけど、
ある患者さんのこんなエピソードがあります。
「不調になってAという病院に行ったら、2種類の薬をもらいましたが、全く治りませんでした。
1週間後、他のBという病院に行ったら別の診断がついて、そこの薬で治りました。
まったく最初のA病院はダメですね~」
私の感想では、この2つの病院の行く順番を逆にしたら、BがダメでAが良い病院になると思います。
診断と処置は同時進行で、「この薬(処置)で変わらなければこの病気と確定する」
みたいな消去法も使われています。
なので1回で変わらないから別のところに変えるのは、あまり良いことではなく、何度か状況を伝えて問題点を絞り込む作業も必要になります。
もし1回目で治らなくても、何か変化が少しでもあったことを教えてください。
次の方法を考えて、良い結果を創造していきます。
一般的にいう、患者さんと治療師の協力関係が大切なんですね。