昨日は上部頸椎カイロプラクティックスクール、白熱アカデミーの開校式をリードしました。
前向きで真剣な目を向ける生徒さん達に伝える。
重大な責任を伴い、それを間近で感じる。
そんな真剣勝負の迫力がたまらない。
昨日はカイロプラクティックの哲学と、
アジャストメント為のトレーニングを伝えた。
とにかく訓練するしかない。反復練習しかない。
中でも腕の使い方、そして指先感覚が重要なテーマになる。
昨日の授業の内容をダイジェストでをお見せしたいと思います。
CP#1とは、接触点=コンタクトポイントの場所を示す記号であり、
シーピー ナンバー ワンと読みます。
CP#1は豆状骨
CP#2は第五中手骨外側 ナイフエッジとも呼ぶ。 空手チョップに近い。
Drによっては、拇指を使ってアジャストメントする場合にCP#9と記すこともあります。
アジャストメントするべき椎骨の真上に、このいずれかのコンタクトポイントを乗せる際、
患者さんの皮膚のたるみを引っ張っておくことをTissue Pull=ティッシュプルと言います。
このティッシュプルや、触診に用いるのが両手の第3指先端です。
その為、第3指(中指)はカイロプラクティックフィンガーとも呼ばれています。
学び始めたカイロプラクターは、カイロプラクティックフィンガーの感覚をより鋭く訓練するため、日々色々な物を触ろうとしています。
私が修業時代に単行本のページに挟んだ髪の毛を中指でなぞったのも、まさに感覚訓練でした。
最初は意識して、だんだんに習慣になると無意識に第3指(中指)先端で
何かをなぞってしまいます。
レストランでメニューを見る時も、カイロプラクティックフィンガーで単語を追い、
注文の際も「これ一つください」と言いながら、メニューを指差し、
そのまま「一つ」と中指をあげてしまいます。
海外、特にアメリカではぜひ注意していただきたいカイロプラクティックフィンガーの使い方でした。
こんな私ですが授業はまじめにやっています。
ゴッドハンド CP#1
- ブルゴーニュ ナイト綬勲
- 地震酔い
先生の素晴らしい人間性がにじみ出ているこのブログをたまに読まさせて頂いております。有り難う御座います。
ただ、いつもモヤモヤとした疑問があるので今日はコメント欄を使って質問させて下さい。もしご都合が悪いようでしたら削除して頂いてかまいません。
純粋に先生が取り組まれている行為を見たときに、私はどうしても科学的には思えないのですが如何でしょうか。
例えば、頸椎をプッシュして横になって明らかに姿勢が変化する。だから頸椎の歪みをそろえたのが良かったのだというのは、いくつかの盲点があるように思うのです。
例えば薬を製品化する際にはプラシーボが入らないよう無作為検査、二重盲検法など度重なる検査の過程を経ます。
上部頸椎カイロプラクティックの治療の流れから、頸椎の1番ではなく7番を押した場合、あるいは全然違うところを押した場合、全く押さなかった場合、全くの素人が超演技で実施した場合、いろいろな方法で押したり押さなかったりの後、ある一定時間寝た時の違いなどが見たことがありません。
他には、違う理論で患者の納得する筋の通った説明をし違う矯正法で処置をして、一定時間横になった場合など、その差っていうものがあるのかどうかにいつもモヤモヤがあります。
この疑問を一掃してくれるようなデータはどこかで調べれば存在するのでしょうか。
ご質問ありがとうございます。
多くの患者さんが持つであろう疑問を、代表して
伝えてくださった事に感謝いたします。
「実績は実在なり」という言葉があるのですが、
ご質問からは
「上部頸椎カイロプラクティックに科学的根拠が実在しないのではないか」
という内容を受け取りました。
ぜひブログだけではなく、私の著書や、
同業の先生でしたら医療情報研究所発刊のDVD
など見ていただけるとよいと思いますが、
カイロプラクティックはすでに116年の歴史があります。
上部頸椎カイロプラクティックの基礎理論である、
「HIO学説」は、発表までに27年間、
発表後も36年間の実証を重ねたものです。
新薬の認可には偽薬検査(プラシーボ)を含め、
様々な検証をしますが、
歴史のある薬を処方する時に、
プラシーボを含めた無作為検査の再実行と再検証を求められることはありません。
長い歴史が実在するからです。
科学的とは、
一般性があり、法則性があり、そして再現性があるものだと、
私は定義しております。
これだけ一般に受け入れられて、(一般性)
ほぼ予想できる結果が得られて、(法則性)
そして別の人にも応用できる(再現性)上部頸椎カイロプラクティックを、
科学的と表現する真髄はここにあります。
ただし、ご質問に率直にお答えするならば、
お悩みの問題を解決する場所が、
パーマーカイロプラクティック大学だと思います。
BJパーマーの残した5000以上の事例があります。
そして自由研究課題として、この検証方法をまとめてレポートを発表してくだされば、カイロプラクティックの歴史に大きな貢献になると思います。
でも、それはあなたがやってください。
過去のデータにとらわれなければ、
パーマー大学に行かなくてもいいですね。
6月に発売される「奇跡の治療院経営」(医療情報研究所発刊)
というDVDを見れば、私と同じような事ができます。
見よう見まねの不正確なアジャストメント、不適切なアジャストメント、
または暗示、その後一定時間寝かせた後の変化と、2週間後3週間後の経過を集計して私と同じ成果が出せれば、まさしく私がペテン師です。
その科学的な結果は厳粛に受け止めます。
私は自分の正しさを証明するために、
患者さんの体に意味のないアジャストメントをするような、実験対象にすることはできませんので。
先生のような方にぜひ私のアカデミーで学んでいただきたかったです。
そして、研究者として上部頸椎カイロプラクティックの未来発展に協力してください。
先生、お忙しい中ご回答有り難う御座いました。
やはり素晴らしい方であると改めて感じました。
私が色々やっても先生と同じ成果を出せることは100%ありません。なぜなら私は島崎先生ではなく私自身だからです。そして成果といえる治療結果は私自身のものではなく患者さんの主体に委ねられるものだと気づきました。
治療者が高成果だと認識していても、それはもしかしたら患者さんが治療現場以外で起こった出来事も作用してくるでしょうし、また別の治療院での治療をハシゴして関わっている場合もあります。最終的にウチの治療が良かったと患者さんが言ってくれたとしても、そこだけをかいつまんで見た治療者の主体による評価になってしまうので、この件に関しては一筋縄ではいかないなと思いました。
ご回答で物凄く勉強させて頂けたことは、揺るぎない信念、透き通るほどの素直な気持ち、信じ切ることのこだわりは治療家自らをたくましく成長させる絶対必要なものであることに気づかせて頂きました。スクールに入学もしないでこのようなヒントを頂けて本当に恐縮で御座います。有り難う御座いました。感謝感謝
1つ言えば10わかってもらえると言うか、すごい理解力ですね。
あの文章の行間から、それだけ読み取ってくださるとは、さすがだと思いました。
まあ、最初から質問自体が賢い人だと思いましたけど。
でも、時にその頭の良さが、
医療のような科学的で正確な仕組みではなく、
治療業界という不完全な世界に、ちょっと合わないのかもしれませんね。
おもしろい例えですが、
「99%の人に満足していただいた治療です。」
と、伝えるのと、
「1%の方には、全く効果のない治療です。」
と伝えるのは同じでしょうか?
科学的な検証データを提示しろと言われたら、
どちらの説明も同じことを伝えています。
でも、患者さんがける印象は違います。
当然、結果も変わってきます。
これも極端に言えばプラシーボ(暗示)を誘発しています。
しかし、どれだけ他人の検証レポートがあっても、患者さんからは自分に効果があるかないかで価値を判断されます。
いずれにしても正しさを証明して、押しつけるのがカイロプラクターの仕事ではありません。
客観的に、長期的に、統計的に最も効果的だと信じる治療を施して結果を出すことが、我々治療師の仕事では無いでしょうか?
私が日々作り出している成果の根源は、
「奇跡の治療医院経営」のDVDの中で全て話しました。
「私だからできた。私が特別に優れていた。」
からではありません。
「特別な技術をもっている。」わけでもありません。
私と先生自身が別人格だから同じ結果が出ないのではく、
誰でも同じ結果が出せます。
DVD第1弾
「絶対成功する治療院」と合わせて、
何度も何度も反復して、反芻してみてください。
1回見ただけではわからない本質が見えてくると思います。
島崎先生、お忙しい中何度もお返事有り難う御座います。
治療の本当の意味での結果は患者さん主体に委ねられると気づいた上で、「僕は島崎先生と同じ成果を出せることは100%ありません」と言ったのは、僕には島崎先生のような結果が出せないといった意味で言ったのではないのです。
仕組みとして現れる結果は先生の仰られるように同じ結果を出せると思います。しかし、患者さん主体の結果があるように、治療を施して現れた結果に対する僕自身の受け取り方やモチベーションは、おそらく100%島崎先生と同じではないという意味で発言させて頂きました。わかりにくい発言で申し訳ありません。
薬と同じような効果・働きの検証が難しい現状において、施術で現れた結果に対する評価は、脳そのものを同期させないことには同じものが見えてこないと思ったのです。
だから世の中にはいくつもの治療法が存在し、いくつもの宗教や哲学があるのかなと。それでも100%同期は出来ないので、一時的な意識のリンクは出来ても、いくらでも覆すことは可能になるし今までの常識が今日の非常識にも変わることもあるのかなと。
そう思ったときに、そのブレを保つには個人個人の信念・素直さ・貫くこだわりが必要不可欠なのだと気づかされたということだったのです。度々のお返事を本当に有り難う御座います。恐縮します。
追記
先生のDVDはもちろん購入済みですよ。
確か映像内で初めての講演と仰っていましたが、信じられないくらい堂々とされていて、その理由に「自分のことより、この講演でどれだけのものを掴んで頂くかに集中して話した」みたいなことを仰られていましたよね。
もうそれだけで素晴らしい勉強をさせて頂きました。自分をいかによく見せるかよりも、その行為の目的を相手の立場目線でおこなうという基本中の基本はわかっていてもなかなか出来るものではないと思います。
しかし、それをアッサリとやってのける先生の凄さにただただ驚かされ勉強させられっぱなしなのです。
うれしいコメントありがとうございます。
治ったか治っていないかを判断するのは患者さん自身ですものね。
その通りだと思います。
治療による変化を出すのは技術と仕組みです。
そこまでは誰がやっても同じにできます。
しかし患者さんが経過の中で判断するのは、それ以外の要素が入ってくるということですよね?
だからアジャストメントの結果は実際には計測されておらず、
患者さんの感覚で得られた効果だけで上部頸椎が素晴らしいと言うのは、確かに非科学的でおかしなことですね。
こうして分析していただくと、私が講演会やセミナーで常々主張している、
「治療に対する思いの強さこそが、治療院繁栄の根源である」(考え方)
という事が正しかったと、また再確認できました。
先生、私のアカデミーで学びませんか?
先生にとって何が必要かはわかったと思います。
まだ1回目が終わっただけなので、途中入学もできると思います。
株式会社ウイルワンの内山さんに相談してみてください。
www.willone.jp/semina2/index.html
しっかり学んで、確信と信念を仕事の中心に据えてください。